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人の奥底にある温かいものへの信頼――映画『スクール・オブ・ロック』(ネタバレあり)
映画『スクール・オブ・ロック』を見ました。公開当時に見て以来ですので、およそ20年ぶりの鑑賞でしょうか。有名作品ですので、ご覧になった方も多いかと思います。とにかく楽しくて元気が出る映画、という記憶でしたが、果たしてそれはその通りでした。...

心理臨床オフィス ポーポ
2月8日読了時間: 3分
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ありがとう、さようなら
昨日で閉館となったシネマート心斎橋に行ってきました。最終日には行けなかったので、その前日に。 *** 最後は、イーニドソーダを飲みながら韓国映画『ノンストップ』を鑑賞するという、シネマートを凝縮!みたいな過ごし方を。 *** かってに復館を期待していた 旧テアトル梅田...

心理臨床オフィス ポーポ
2024年10月25日読了時間: 1分
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言葉の力の光と影――映画『ビーイング・チャーリー』に見る、意志によるコントロールの不可能性について(ネタバレあり)
映画『ビーイング・チャーリー』は、『スタンド・バイ・ミー』のロブ・ライナーが監督した、ある青年の物語です。 *** 主人公はチャーリー、父は海賊役を得意にしていた俳優で、現在カリフォルニア州知事に立候補して選挙戦の真っ只中です。母はそのような父の活動に付き合いながら、どうも...

心理臨床オフィス ポーポ
2024年8月2日読了時間: 5分
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亡霊は“亡”であり“霊”でなくてはならない――映画『ナイトメア・アリー』に見る心理療法のエッセンス(ネタバレあり)
(画像は20世紀フォックスDVD販売サイトより) 映画『ナイトメア・アリー』を見ました。ウィリアム・リンゼイ・グレシャムの小説『ナイトメア・アリー 悪夢小路』を原作とし、ギレルモ・デル・トロ監督が映画化した作品です。 ***...

心理臨床オフィス ポーポ
2024年4月15日読了時間: 4分
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人間でいるのはとても大変――映画『こわれゆく女』と『かぐや姫の物語』
ジョン・カサヴェテス監督の映画『こわれゆく女』を見ました。この映画は、ある一人の女性が“こわれゆく”プロセスを描いたものです。ここで「こわれゆく」に“”をつけたのは、誰が彼女がこわれているとみなしたのか、または、何が彼女をこわしたのか、というところがポイントになっている映画...

心理臨床オフィス ポーポ
2023年8月5日読了時間: 3分
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二重らせんの果てなきダンス――映画『イニシェリン島の精霊』について(ネタバレあり)
映画『イニシェリン島の精霊』を見ました。まだまだ上映中の地域も多い映画ですから、これから見ようと思っておられる方々、以下、ネタバレ注意です。 *** 映画の舞台であるイニシェリン島は、アイルランドにあるとされています。ここでは、動物の世話をし、14時になったらパブに行ってビ...

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2023年3月4日読了時間: 4分
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“ない”がある
昨年の9月いっぱいで閉館したテアトル梅田の現在です。 写真がうまくないのですが、空洞になったまま、今もそこにあります。 テアトル梅田の閉館については、以前に『消えるものは消えるのか』という記事を書きましたが、その灯は消えたものの、消えたものとしてそこに存在しているということ...

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2023年2月11日読了時間: 3分
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命が命を慈しむこと-映画『私は白鳥』について(2022.10.21一部加筆)
配信で、映画『私は白鳥』を見ました(画像はHPより引用)。富山に住む澤江さんが、越冬に来る白鳥を追い、撮り、声を交わし合う姿を4年にわたって取材した映画です。 *** 映画の中心になっているのは、羽の折れた一羽の白鳥と澤江さんとの交歓。ここでの「交歓」とは、喜びだけでなく、...

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2022年10月17日読了時間: 3分
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消えるものは消えるのか
様々な人や物が、急に消えてなくなってしまうことが相次いだ数ヶ月でした。 いくつものそういった体験の中から、ここに書き記しておきたい二つのことを。 *** 精神科医・中井久夫が亡くなりました。8月8日のことです。多方面で活躍した人ですが、この記事にあるとおり風景構成法の発案を...

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2022年9月10日読了時間: 2分
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この世はいつもstrange --映画『幸福路のチー』について
「srange」という英単語を習ったのは中学生の頃だったでしょうか。この言葉を知った時、私は大きな安心感に包まれたのを覚えています。海外の人もこういった“なんか変”を感じるのだ、と。 *** 「strange」という単語は、「変」「奇妙な」と訳されることも多いですが、「なじ...

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2022年7月2日読了時間: 2分
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生きることの虚しさと輝き--『mid90s』の繋がれないつながり
見たいと思いながら見逃していた映画『mid90s』を鑑賞しました。俳優のジョナ・ヒルが監督を務めた映画で、スケーター映画として、また90年代のファッションや音楽へのノスタルジーをまとった作品として宣伝されていたものです。...

心理臨床オフィス ポーポ
2022年5月21日読了時間: 3分
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<私>として生きることの煩悶――カール・テオドア・ドライヤー『裁かるゝジャンヌ』について
少し前のことですが、テアトル梅田のカール・テオドア・ドライヤーセレクションを見に行きました。カール・テオドア・ドライヤーはデンマークの映画監督で、20世紀初頭から中後期にかけて活動した人。つまり、無声映画からトーキーへと、谷を越えるように映画制作をした人です。...

心理臨床オフィス ポーポ
2022年1月31日読了時間: 3分
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私は共同体にどのように接続されるのか--『この世界の片隅に』について
『この世界の片隅に』という映画があります。大ヒットロングランでしたし、テレビでも放映されましたので、ご存知の方が多いと思います。 この映画は、いわゆる反戦メッセージを含んだものとして、また“そのわりに説教くさくない”ものとして語られることが多いように思います。戦時下にありな...

心理臨床オフィス ポーポ
2021年10月19日読了時間: 5分
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魂を打ち震わせるような表現―映画『寛解の連続』について
これがあったから死の淵からなんとか引き返してこられたと思うような、魂を打ち震わせるような表現に出くわすことがある。これはもちろん万人に共通するものではなく、いつ何と出会うか、それによって自分に何が起こるかは無数の組み合わせがあり、誰にも予想もできない(だからこそそれは、心で...

心理臨床オフィス ポーポ
2021年7月19日読了時間: 6分
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