書店主になりました
- 心理臨床オフィス ポーポ
- 11月28日
- 読了時間: 3分
書店主になりました。といっても、一つの店舗を持ったのでは（もちろん）なく、いわゆるシェア型書店のひと棚店主です。書棚の一区画をレンタルし、そこに自分の選定した書籍を並べ、販売することになります。
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では、どの書店か？ということですが、東京は神田神保町にあるPASSAGE by all reviews というお店です。PASSAGE by all reviewsは、フランス文学者・文芸評論家の鹿島茂氏がプロデュースし、シェア型書店の先駆けとなった店舗です。
*店舗写真は公式HPより引用
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……で、大阪の心理療法家がなんでまた神保町に？ということなのですが、10月の出張帰りにたまたま映画を見に神保町に寄ったところ、素敵な店構えの書店が目に入り、吸い込まれ……それが他ならぬPASSAGE でした。（雨でイベントは中止でしたが）神保町まつりの日で賑わっていたこともありますが、かなりの誘引力。
そして店内に入って初めてシェア型書店であることに気づき、棚を眺めてびっくり。なんと、米原万里の棚から井上ひさしの棚、柳下毅一郎の棚まである！私の人格形成期を具現化したような場所！しかもそもそも神保町すずらん通りといえば、坪内祐三のなじみの町じゃあないですか！大興奮です。何冊も本を買うことになりました。
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そして早速帰りの新幹線で落ち着いて調べたところ、私が博論でお世話になりまくった「デカルト」の棚が空いている！運命！！
（PASSAGEの書棚は1本ずつ、哲学者や思想家、作家などに由来するフランスの実在の通りの名前がついているのです。）
ということで、月々支払えそうな料金であることを確認して申し込み、無事に棚主となったのでした。
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私の好きな本を誰かに渡したい！というモチベーションと勢いだけで始めまして、収益は度外視。これはデカルトや米原万里や坪内祐三や様々な人が背中を押してくれた、たましいの作業なのです（やっとユングをやっている心理士らしいことを言いました）。
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PASSAGE の書棚には、手持ちの本を並べることもできるのですが、新刊本を仕入れて置くこともできます。私の棚には、現在、新古あわせて12冊並んでいます（すぐにもう少し増える予定）。これらは、私にとっては同じ棚に並べる必然性があるのですが、他人からはおそらくわかりにくい……。したがって、あらためて記事を何回かに分けて、書棚を紹介していけたらと思っています。
ひとまず現在の選書は以下の通り↓
書棚の様子↓
近畿圏の方にはPASSAGEは遠く、関東圏の方にはポーポが遠いですが、念を飛ばすつもりでやっております。機会がありましたら是非。
注）冒頭の写真はPASSAGEではなく、もともとの目的地であった神保町シアターです。ここで見た市川準『会社物語』もまた良く。PASSAGEはここのご近所なのですが、写真を取る間もなく吸い込まれてしまったので、写真が手元にありません……。
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