心はあるようなものとしてあるのか?
- 心理臨床オフィス ポーポ

- 2023年6月4日
- 読了時間: 1分
6月となりました。
サツキには燃ゆるような生命を、紫陽花には心を慰めてくれる静けさを見るのは、人間の内なる自然がそうさせるのでしょうか。サツキと紫陽花と、見る者のうちに湧き上がるものがそれぞれに異なるということは、とても興味深いことのように思います。


何かを見て、「ああ」と思うところに初めて、人間の心は生まれ出るものかもしれません。デカルトは、「驚異」を感情の基礎においていますが、そこにあるのは「ああ、何かある」という素朴な発見への感動ではないかと思います。
花を見るようにお互いにそこにありたい、そこに「ある」なあと思いたいと願いながら、臨床を行う日々です。




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