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足の裏から立ち上るもの――斎藤美奈子『旅する文学』と連載完結記念動画
文芸評論家の斎藤美奈子が月1回、朝日新聞の紙面に書き続けていた連載が完結した。「旅する文学」というのがそれで、47都道府県にちなんだ文学作品をいくつかセットにして、土地の空気から文学を歩き直し、その土地の文学からあらためて土地の文化を読み直そうという試み。2026年8月3日現在、朝日新聞が運営する本の情報サイト「好書好日」で読めるようになっている。 連載本文ももちろんいいのだが、この完結を記念して行われたトークイベントの模様が動画で公開されていて、これがめっぽう楽しい。 文学というのは、足の裏の感覚から立ち上るものを掴まえる行為だということがよく分かる。それに、都道府県ごとという括りがあれば、ヒット作もそうでないものもみな同じ土俵。切り口を変えることが偏見や固定観念を外し、自由な態度を与えてくれるということが、斎藤美奈子の快活でさっぱりした(でも嫌でない)語り口によってどんどん提示される。 *** 視聴してやたらに元気が出ました。サムネは「300冊の読書術」と扇情的な感じもありますが、内容はこれから連想されるような“スキル重視”のものではあ

心理臨床オフィス ポーポ
8月3日読了時間: 1分


「おもしろいからだと答える」
当オフィスで提供している心理療法の形態として、描画療法というものがあります。文字通り、絵を描くことによって心を癒やす方法です。何を描くのか、どのように描くのかは様々であり、描く人の必然性に応じて、それぞれの方法にたどり着くものです。 ***...

心理臨床オフィス ポーポ
2024年10月21日読了時間: 3分


我々は他ならぬ私-たちである
心の中を覗いたり、耕したりする方法の一つに、風景構成法と呼ばれるものがあります。このブログでも、何度か紹介したことがあります。 記事:カメラロールを眺めてみよう 記事:消えるものは消えるのか *** この風景構成法に関する本が誠信書房より出版されまして、私も一章、執筆しまし...

心理臨床オフィス ポーポ
2023年10月28日読了時間: 1分


“ない”がある
昨年の9月いっぱいで閉館したテアトル梅田の現在です。 写真がうまくないのですが、空洞になったまま、今もそこにあります。 テアトル梅田の閉館については、以前に『消えるものは消えるのか』という記事を書きましたが、その灯は消えたものの、消えたものとしてそこに存在しているということ...

心理臨床オフィス ポーポ
2023年2月11日読了時間: 3分


消えるものは消えるのか
様々な人や物が、急に消えてなくなってしまうことが相次いだ数ヶ月でした。 いくつものそういった体験の中から、ここに書き記しておきたい二つのことを。 *** 精神科医・中井久夫が亡くなりました。8月8日のことです。多方面で活躍した人ですが、この記事にあるとおり風景構成法の発案を...

心理臨床オフィス ポーポ
2022年9月10日読了時間: 2分


カメラロールを眺めてみよう
今は多くの方がスマートフォンを持っています。 スマートフォンが身近になったことで私にも様々な変化が起こりましたが、写真をどんどん撮るようになったというのもその一つです。 スマホを持っていると、歩いていて「あ」と思った時に写真が撮れ、フィルム代を気にせず何枚でも写せて、しかも...

心理臨床オフィス ポーポ
2021年4月24日読了時間: 3分
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